グラフィカル言語の憂鬱

計測器の制御に使う言語はLabViewというグラフィカル言語の一種で、かなり特殊な言語である。

ブロック線図がそのままプログラムとして動くので、文法を覚える必要がなく、初心者にも習得しやすい、というよりも、この言語が書けるからといって、他の言語に派生することがないと言ったほうが正確か。

例によって、初歩だけ覚えたあと、自学して計測システムの全自動化を行い、習得した。
解析もできるらしいのだが、出力するグラフの見栄えがよくないのでやらない。まあ、gnuplotにコマンド送って生成してやればできるのだが、100〜200回計測をやるならともかく、10〜20回ならめんどくさすぎる

ワイヤが絡まってだんだんと腹が立ってくるタイプの言語だが、利点もある。
Perlは手続きをだらだら書いたらとりあえず動くので、最後までワークフローで書く癖が抜けなかったのに対して、これはデータフりーで考えることを強制される。

ワークフローではなく、データフローで考える方がいいわけだ。オブジェクト指向ってのはそういう意味だろう。

PerlでもPackage文でオブジェクト指向かけるらしいのだが、この機能を初見のときは変数のスコープの高機能版だと思っていた。全然趣旨が違った。