武田氏個人に対する印象

武田氏が、「印象に過ぎないことを証拠として採用して物事を論じてる」と感じたことについては、すでに述べましたがもう一つ。

この人は間違いなく相当な天邪鬼で、世間と(あるいは、「権威」と)逆を行くために、少しでも通論との逆を示す証拠(かなり多くの場合、良くて状況証拠、もっとひどい場合は単に先入観から来る「印象」に過ぎないようですが)を見つけると、それを強調して、通論と逆の極論を言いたがる癖があるんだろうなと感じました。権威に対する反発については、東大に対してはそれなりの反感を感じさせる言動をしてました。(「東大の原子力専攻はバカばっかり」など。武田氏自身も東大の卒業生なんですけど、ねぇ・・・?)

おそらく、そのへんの性格というか性向から、立ち位置を「自由に」(「節操無く」とも言う)変えては、世間を騒がす極論を引っさげて、自慢気に説いて回ってるのだろうと思われます。

所謂、炎上マーケティングというやつですかね?(実際儲かってるみたいで、「寝てる間に銭の音が『チャリーン』としてくる」と冗談を言ってました。あ、いやこれは「環境問題の嘘」の話だったかな?記憶が曖昧です。間違ってたらごめんなさい。でも今も相当売れてますよね?)

無尽蔵に入ってきそうな印税の中から、できれば幾分なりとも被災地に寄付されることを、私に指図する資格もございませんが、望みたいと思います。あるいはもう寄付されたというのであれば、大変失礼致しました。

最後ですが、武田氏に「科学は可能か?」などと語る資格はないと思います。状況証拠や印象で論じ、さらにそれを流布していいのは緊急時に限られるべきでしょう。そして緊急時に「核爆発の可能性」を指摘し、読者を無用な恐怖を与えた一連の武田氏の言動に(さらに該当記事を断りなく訂正せいたと思われる氏に)、私は一切の信頼を置くものではないことを、最後に明確にしたいと思います。